F1第2戦サウジアラビアGP(ジェッダ市街地サーキット)予選が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は今シーズン2回目のポールポジションを獲得した。通算34回目のポールポジションはジム・クラークとアラン・プロストを超えて歴代5位の大記録だ。
セッション開始時のコンディションは、気温25度、路面温度32度、湿度56%だが、風速は0.7m/s。
●【2024F1第2戦サウジアラビアGP】予選のタイム、周回数
■Q1:18分間
トップタイムはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2番手はランス・ストロール(アストンマーティン)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)だった。
レッドブルF1と同じ『Honda RBPTH002』を搭載するRBは、角田裕毅が10番手、ダニエル・リカルドが13番手だった。
FP3でクラッシュしたジョウ・グァンユ(Kickザウバー)だが、メカニックの懸命な修復作業により2分を切った頃にガレージを飛び出したものの、チェッカーフラッグまであと数秒間に合わずアタックに入れなかった。
▼Q1敗退
16 バルテリ・ボッタス(Kickザウバー)
17 エステバン・オコン(アルピーヌ)
18 ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
19 ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
20 ジョウ・グァンユ(Kickザウバー)
■Q2:15分間
残り11分、メカニカルトラブルを抱えてパワーを失ったニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)がコース脇にマシンを止めた。そのため、イエローフラッグが出され、その後マシン撤去のために赤旗中断となり、残り10分58秒で時計は止まった。
約10分後に超高速予選が再開された。
フェラーリF1をドライブしてまだ1時間の新人オリバー・ベアマンは、SF-24のポテンシャルをどこまで引き出せるのか? しかし、ベアマンは気合いが入って攻めすぎたのか、縁石に乗せすぎてマシンが跳ねる場面が見られ、タイムを伸ばすことはできなかった。
トップタイムはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)だった。
RBは、角田裕毅が8番手でQ3進出、ダニエル・リカルドは14番手でQ2敗退だった。
▼Q2敗退
11 オリバー・ベアマン(フェラーリ)
12 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
13 ケビン・マグヌッセン(ハース)
14 ダニエル・リカルド(RB)
15 ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
■Q3:12分間
手に汗握る超高速予選、ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)だった。フェルスタッペンとルクレールがスターティンググリッドでフロントローに並ぶのは昨年のサンパウロGPから5戦連続となる。
トップから4番手のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)まではわずか0.374秒差だった。2番手ルクレール、3番手ペレス、4番手アロンソの3台は0.055秒差の超接戦だった。
角田裕毅(RB)はトップ5チーム以外で唯一となるQ3に今シーズン初進出を果たし、9番手を獲得する活躍を見せた。8番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)とはわずか0.087秒差、10番手のランス・ストロール(アストンマーティン)を0.025秒上回った。
決勝レースでは、RBは角田裕毅を優先した戦略で大量ポイントを狙いたい。
▼予選結果:F1第2戦サウジアラビアGP
1 M.フェルスタッペン(レッドブル)
2 C.ルクレール(フェラーリ)
3 S.ペレス(レッドブル)
4 F.アロンソ(アストンマーティン)
5 O.ピアストリ(マクラーレン)
6 L.ノリス(マクラーレン)
7 G.ラッセル(メルセデス)
8 L.ハミルトン(メルセデス)
9 角田裕毅(RB)
10 L.ストロール(アストンマーティン)
▼Q2敗退
11 オリバー・ベアマン(フェラーリ)
12 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
13 ケビン・マグヌッセン(ハース)
14 ダニエル・リカルド(RB)
15 ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
▼Q1敗退
16 バルテリ・ボッタス(Kickザウバー)
17 エステバン・オコン(アルピーヌ)
18 ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
19 ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
20 ジョウ・グァンユ(Kickザウバー)