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【FP2タイム】メルセデスF1のハミルトンとラッセルが1-2も勢力図はまだ見えない?/F1バーレーンGP

2024年03月01日(金)1:09 am

2024年F1開幕戦バーレーンGP(バーレーン国際サーキット)フリー走行2回目がナイトセッションの中で行われた。

●【2024F1第1戦バーレーンGP】フリー走行2回目のタイム

トップタイムはルイス・ハミルトン(メルセデス)、2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)だった。

■全車ソフトタイヤ投入

RB、マクラーレン、Kickザウバー以外のチームはFP1でソフトタイヤを温存していたが、このFP2では多くのチームがソフトタイヤで走り、予選シミュレーション走行を行った。

ハミルトンはセッション中盤に1分30秒374を記録。同僚ラッセルを0.206秒上回った。アロンソはラッセルから0.08秒差の3番手、カルロス・サインツ(フェラーリ)とオスカー・ピアストリ(マクラーレン)までがトップ5だ。

トップ4はすべてソフトタイヤで走行し、前半は予選シミュレーション、後半はレースシミュレーションを実施。5番手のピアストリはミディアムタイヤも混ぜながら予選〜決勝レースまで幅広くシミュレーションしていた。

レッドブルF1は、マックス・フェルスタッペンがハミルトンから0.477秒遅れの6番手、セルジオ・ペレスは同0.741秒遅れの10番手だった。

FP1で1-4だったRBは、ダニエル・リカルドが12番手、角田裕毅は15番手だったが、どちらもソフトタイヤの使い方を見ていると予選シミュレーションよりも決勝レースを見据えてロングランテストをしていたようだ。

■現時点の勢力図は?

現時点ではおおよその実力が見えてきたものの、まだ本当の勢力図は見えてこない。速いという評価のレッドブルやフェラーリはどれほどの速さを隠しているのだろうか?メルセデス、アストンマーティン、マクラーレンを含めた5チームはかなり激しい戦いになりそうだ。

レッドブルはまだ余裕がありそうに見えるが、フェラーリはギリギリを攻めているようにも見える。常に上位にいるフェルナンド・アロンソの安定した仕事の進め方はさすがだ。

中団チームを見てみると、ウィリアムズF1はアレクサンダー・アルボンが11番手、ローガン・サージェントが13番手と2台の位置が0.382秒と近いことから、新車のポテンシャルは高そうだ。

RBは2台ともトップ10が目標なのは変わらないものの、初日の結果だけ見ると角田裕毅よりリカルドの方がマシンを理解しているように見える。

ハースは予選シミュレーションは良さそうだが、レースシミュレーションは昨年同様タイヤのデグラデーションに苦戦しそうだ。

苦戦しているのはKickザウバーとアルピーヌだ。特にアルピーヌはソフトでもミディアムタイヤでもタイムが伸びてこない。

1秒以内に11台が入っていることから予選は大混戦が予想され、チームはこの後のセットアップを、ドライバーはドライビングを、限られた時間の中で一つのミスも許されない緊迫した予選を迎えることになりそうだ。

どのチームもまだマシンの理解をしている最中で、中団チームにとっては飛躍する大きなチャンスだ。予選結果にサプライズが起こる可能性は高い。

明日の予選直前に行われるフリー走行3回目(日本時間21:30〜)は、各チームのタイヤの使い方に注目しながら見るとレース戦略も見えてくるだろう。

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■フリー走行2回目/F1開幕戦バーレーンGP
1 L.ハミルトン(メルセデス)
2 G.ラッセル(メルセデス)
3 F.アロンソ(アストンマーティン)
4 C.サインツ(フェラーリ)
5 O.ピアストリ(マクラーレン)
6 M.フェルスタッペン(レッドブル)
7 N.ヒュルケンベルグ(ハース)
8 L.ストロール(アストンマーティン)
9 C.ルクレール(フェラーリ)
10 S.ペレス(レッドブル)
11 A.アルボン(ウィリアムズ)
12 D.リカルド(RB)
13 L.サージェント(ウィリアムズ)
14 K.マグヌッセン(ハース)
15 角田裕毅(RB)
16 P.ガスリー(アルピーヌ)
17 V.ボッタス(Kickザウバー)
18 E.オコン(アルピーヌ)
19 G.ジョウ(Kickザウバー)
20 L.ノリス(マクラーレン)

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