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【予選レポート:F1オランダGP】フェルスタッペンが母国で2年連続PP!角田裕毅は今季4回目Q3とガスリー超え6回目

2022年09月04日(日)0:45 am

F1第15戦オランダGP(ザントフォールト・サーキット)の予選が行われ、ポールポジションを獲得したのは母国グランプリのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。

●【2022F1第15戦オランダGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数

■Q1:フェルスタッペンがトップ、トラックエボリューションで混戦模様

Q1開始5分後にコースインしたマックス・フェルスタッペンは、最終コーナーでタイムを失いながらも1分11秒317のトップタイムを叩き出し、2周を終えたシャルル・ルクレール(フェラーリ)が0.126秒差で2位、ジョージ・ラッセル(メルセデス)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が暫定3位、4位につけた。

しかし、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、ミック・シューマッハ(ハース)がQ1脱落の危機にさらされ、非常に高いトラックエボリューション(路面グリップの進化)の中で、15番手のバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)も再走することになった。

Q1突破に十分なタイムを出したフェルスタッペンとルクレールはガレージに残り、ハミルトンは0.024秒差の2番手、角田裕毅(アルファタウリ)が第2セクター最速で3番手を獲得した。その結果、ルクレールは4番手に後退し、5番手にランド・ノリス(マクラーレン)、6番手はメルセデスのラッセルだった。

セルジオ・ペレス(レッドブル)は8番手で、ピエール・ガスリーは11番手でQ2へ進出した。

セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)はセクター1で全体ベストを出したもののターン13で外のグラベルに出てしまい19番手にとどまった。フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は9番手でQ2進出を果たし、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)はトップ10に入ったものの、チームメイトのニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)は20番手で予選を終えた。

カルロス・サインツ(フェラーリ)は14番手タイムでQ1を突破した。ジョウ・グァンユ(アルファロメオ)は15番手となり、チームメイトのバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)はコンマ1秒以上引き離され16番手で予選を終えた。

ケビン・マグヌッセン(ハース)はターン3でコースオフし17番手、リカルドは他車のダートが原因でタイムロスしたと語り、18番手でQ1敗退となった。

Q1は、15番手でギリギリ通過したジョウ・グァンユ(アルファロメオ)がトップから0.509秒差という大接戦となった。

【予選Q1敗退:F1オランダGP】
16 バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
17 ダニエル・リカルド(マクラーレン)
18 ケビン・マグヌッセン(ハース)
19 セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
20 ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)

■Q2:サインツがトップでQ2突破、角田裕毅は今季4回目のQ3進出

Q2開始直後に赤旗が出された。観客がコース上に投げ入れたと思われるオレンジの発煙筒を撤去するため、6分間のセッション中断となった。

フェルスタッペンは中古のソフトを装着してQ2に出ていくと、1分10秒927でトップタイムをマークした。

セッション終了が近づくと、サインツが1分10秒814でトップに立ち、ラッセルは0.010秒差で2番手となり、フェルスタッペンは1周のフライングラップのみで3番手となった。

角田はコンマ1秒の差で10番手となった。代わりにQ1敗退となったのはチームメイトのピエール・ガスリー(アルファタウリ)だった。

【予選Q2敗退:F1オランダGP】
11 ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
12 エステバン・オコン(アルピーヌ)
13 フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
14 ジョウ・グァンユ(アルファロメオ)
15 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)

■Q3:フェルスタッペンがルクレールを抑えてポールポジション!ペレスがスピン

ソフトタイヤを3セット温存していたフェルスタッペンが新品ソフトを履いてトップに立ち、ペレスが中古ソフトで続いた。他のドライバーは新品ソフトタイヤに余裕がなかった。フェルスタッペンは1分10秒515のラップタイムを記録し、さらにタイムアップを狙う。

ルクレールはそれを上回る1分10秒456をマークし、ハミルトンはフェルスタッペンの後ろ、0.192秒差で3番手となった。サインツは0.291秒差で4番手、ペレスは0.621秒差で5番手となった。予選でここまで好調だったストロールは、技術的な問題で走行せず10番手で予選を終えた。

各車は2回目のアタックをするためピットアウト。ルクレールがセクター2でタイムをロスしてしまったもののタイムを更新。その後、フェルスタッペンがセクター2で最速を出して1分10秒342を記録してトップに立った。

フェラーリ勢は、ルクレールが0.021秒差、サインツが0.092秒差で届かなかった。

セルジオ・ペレス(レッドブル)は最終アタック中、最終セクターのターン13で180度スピンしてしまいイエローフラッグが出される。ペレスは5番手が確定したが、4番手のハミルトンと6番手のラッセルはイエローフラッグの影響でタイムアップできなかった。

最終的にポールポジションを獲得したのは母国凱旋のフェルスタッペン、2番手はフェラーリのルクレール、3番手はフェラーリのサインツだった。フェルスタッペンは決勝レース用に新品ソフトタイヤを残している。

角田裕毅(アルファタウリ)が今季4度目のQ3に進出して9番手だった。チームメイトのガスリーに予選で勝ったのは今季6度目だ。

明日の決勝レースは日本時間22時に始まる。

■【予選:F1オランダGP】
1 M.フェルスタッペン(レッドブル)
2 C.ルクレール(フェラーリ)
3 C.サインツ(フェラーリ)
4 L.ハミルトン(メルセデス)
5 S.ペレス(レッドブル)
6 G.ラッセル(メルセデス)
7 L.ノリス(マクラーレン)
8 M.シューマッハ(ハース)
9 角田裕毅(アルファタウリ)
10 L.ストロール(アストンマーティン)
11 P.ガスリー(アルファタウリ)
12 E.オコン(アルピーヌ)
13 F.アロンソ(アルピーヌ)
14 G.ジョウ(アルファロメオ)
15 A.アルボン(ウィリアムズ)
16 V.ボッタス(アルファロメオ)
17 D.リカルド(マクラーレン)
18 K.マグヌッセン(ハース)
19 S.ベッテル(アストンマーティン)
20 N.ラティフィ(ウィリアムズ)

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