【P1レポート：F1オランダGP】ラッセル最速、ハミルトン2番手でメルセデス好調。母国フェルスタッペンはハードタイヤで最速記録も開始10分でトラブル･･･角田裕毅17番手
F1第15戦オランダGP（ザントフォールト・サーキット）の初日が開幕し、フリー走行1回目はジョージ・ラッセル（メルセデス）とルイス・ハミルトン（メルセデス）のメルセデス勢が幸先良くワンツーフィニッシュでセッションを終えた。
●【2022F1第15戦オランダGP】フリー走行1回目のタイム差、周回数
ジョージ・ラッセルは1分12秒455を記録し、ハミルトンに0.240秒の差をつけた。
前戦ベルギーGPで3位表彰台を獲得したカルロス・サインツ（フェラーリ）が3番手に入り、チームメイトのシャルル・ルクレール（フェラーリ）は6番手に留まった。
トップタイムから0.474秒の4番手にはランド・ノリス（マクラーレン）が、ダニエル・リカルド（マクラーレン）がチームメイトから0.148秒差で5番手とマクラーレン勢は好調だった。
7番手のセルジオ・ペレス（レッドブル）は、ターン9ではらんで壁ギリギリで走行するなど難しいセッションとなった。
■母国の英雄フェルスタッペンにトラブル発生
チームメイトのマックス・フェルスタッペン（レッドブル）は、昨年この母国GPで優勝し、今年はチャンピオンシップをリードして凱旋しているが、セッション開始早々ハードタイヤでファステストラップを記録していたものの、セッション開始10分過ぎ、ターン1を過ぎたあたりで加速しなくなり、最終的にターン3を過ぎたところでマシンを止めた。フェルスタッペンは無線で「ああ、ギアボックスに何か問題が起きた」と伝えていた。
この影響でセッション残り45分で赤旗が提示され、フェルスタッペンのマシンがコースから撤去された。フェルスタッペンはピットへ歩いて戻る途中、観客に手を振っていたが、その後はガレージで過ごすことになった。
アルピーヌ勢は、フェルナンド・アロンソとエステバン・オコンがトップから1秒以上遅れたものの8番手、9番手につけた。
トップ10最後には、好調アレクサンダー・アルボン（ウィリアムズ）が入った。チームメイトのニコラス・ラティフィ（ウィリアムズ）は20番手だったことを考えると、アルボンの仕上がりの良さがわかる。
■シューマッハはペナルティを免れる
11番手のミック・シューマッハ（ハース）は、赤旗直後にピットレーンがクローズになったにも関わらずチームはレッドシグナルを見ずにコースインさせてしまい審議対象となったが、お咎めなしとなっている。チームメイトのケビン・マグヌッセン（ハース）は13番手。
12番手はランス・ストロール（アストンマーティン）、これが最後のオランダGPとなるセバスチャン・ベッテル（アストンマーティン）は15番手。
レッドブルと同じくHRC（ホンダ・レーシング）のパワーユニットを搭載するアルファタウリF1は、ピエール・ガスリーが14番手だったが、角田裕毅はそこから0.156秒差の17番手だった。
16番手にはジョウ・グァンユ（アルファロメオ）、バルテリ・ボッタス（アルファロメオ）は18番手だ。
フリー走行2回目は日本時間23時から始まる。
