F1第7戦モナコGP(モンテカルロ市街地サーキット)の初日が開幕し、気温30℃、路面温度55℃、湿度30%とかなり暑い中、快晴の空の下でフリー走行1回目が行われた。
●【2022F1第7戦モナコGP】フリー走行1回目のタイム差、周回数
母国GPのシャルル・ルクレール(フェラーリ)がミディアムタイヤで1分14秒531を記録し最速タイム、0.039秒差の2番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)だったが、このトップ3はわずか0.07秒差という僅差だった。
ルクレールから0.181秒差の4番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。
■ノリス、扁桃腺炎の回復に専念も5番手
昨年モナコで表彰台に上ったランド・ノリス(マクラーレン)は、扁桃腺炎の回復に専念するため、健康上の理由で金曜日朝の記者会見を欠席することが許されていたが、セッション序盤から力強い走りを見せて5番手に入った。
■リカルド、体調不良のノリスに敗れる
6番手はアルファタウリのピエール・ガスリー、来季のシート喪失がうわさされているダニエル・リカルド(マクラーレン)はチームメイトのノリスから0.101秒差の7番手につけた。
■ハミルトン、ラッセルに届かず
8番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)、9番手にはアストンマーティンのセバスチャン・ベッテル、トップ10の最後にはルイス・ハミルトンが入った。7度の世界チャンピオンとラッセルとは0.288秒差だ。ここまでがトップから1秒差以内となった。
■角田裕毅11番手
レッドブルと同じくHRC(ホンダ・レーシング)のサポートを得ているアルファタウリF1の角田裕毅は11番手、ランス・ストロール(アストンマーティン)が0.003秒差の12番手、アルピーヌのフェルナンド・アロンソは13番手だった。
■プール出口は今年も危険
14番手のケビン・マグヌッセン(ハース)は、スイミングプール・セクションでマシンをスライドさせて危うくクラッシュしそうになったドライバーの一人だった。
パドックから徒歩3分のところに住んでいるアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は15番手、16番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、17番手は新人のチョウ・グァンユ(アルファロメオ)、18番手はニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)だった。
■シューマッハはトラブルで赤旗の原因に
19番手のミック・シューマッハ(ハース)はギアボックスのトラブルの疑いでピットレーン入口で止まってしまい、赤旗の原因となった。
“お尻”を出して川を泳いでいる作品をオークションで販売し約680万円を集めたバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)は、ラップタイムを記録しなかった唯一のドライバーとなった。技術的な問題を調査するためにマシンのリアエンドを取り外していたため、ラップ数はわずか2周に留まり、セッションの大半をガレージで過ごすことになってしまった。
フリー走行2回目は、日本時間24時から始まる。